「魯山人の宇宙展」

コンセプト   今魯山人への勧め

「魯山人の宇宙」展では魯山人と親しく交わり、アメリカに紹介したシドニー・カドーゾ氏の収集を中心とするサンディエゴ、カワシマコレクションを日本初公開するとともに、魯山人と直接関係があった国内のコレクションから二百数十点に及ぶ名作を紹介する。注目すべきは、ほとんど使用された形跡のないサンディエゴコレクションと実際に使用された日本のコレクションの、陶芸作品における対比である。幸運にも今回体験できる、その両者の違いと連続のなかに魯山人が作品の中に込めた意味が浮き彫りにされている。
 また、魯山人が愛しかつ批評したピカソ、シャガール、棟方志功、イサムノグチらの作品を加え、彼の「好み」の対象をみてもらうことによって、彼の思考や視線を体感してもらえるよう、旧居春風万里荘を持つ笠間日動美術館ならでは、の展示を試みている。
この機会に是非、天才であるとともに、不器用な社会人だった、そして何よりも美しいことを愛した魯山人という人格を内側から体験していただきたい、と思っている。
伊東順二(美術評論家、ゲストキュレーター)

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タイトル
「魯山人の宇宙」展

日時
2003年4月26日(土)~6月29日(日)

会場
笠間日動美術館

主催
財団法人日動美術財団

後援
茨城県、茨城県教育委員会、笠間市、笠間市教育委員会

入館料
大人1,000円、
大学・高校生700円、
中学・小学生500円、
65歳以上800円

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