「BABY VOICES展」

この世に生まれて、はじめて触れる未知の世界。
赤ちゃんは何を見、何を感じているのでしょう?
ひとつひとつのはじめての経験をとおして赤ちゃんは安心や不安、喜びや悲しみを感じとってゆきます。
赤ちゃんの真実の姿を撮ることのできる唯一の写真家として世界的に知られるステファノ アザリオは生まれた瞬間から、様々な感情を学んでゆく赤ちゃんの豊かな表情を一連の写真に映し撮りました。
こころ動かされずにはいられないこれらの写真を通して"赤ちゃんが私たち大人に伝えようとしていること" ―― 「声なき声」に耳を傾けることの大切さをひとりでも多くの方に感じとっていただけましたら幸いです。

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タイトル
赤ちゃんの声なき声を聞く 「ステファノ アザリオ写真展」
"BABY VOICES"
日 時
2004年8月3日(火)~8月21日(土)
会 場
代官山ヒルサイドフォーラム
主 催
Aprica
キュレーション
伊東順二

ステファノ アザリオ プロフィール  Stefano Azario

生年月日:1966年7月31日
出生地:フランス・パリ
両親:父 イタリア人、母 イギリス人
家族構成:妻 リディシア・エングラート、長女 リリー、次女フィーべ、三女 ヴェリティー、長男 イタロ

ステファノの写真への興味は、11歳の時、母親からクリスマス・プレゼントに一台のカメラを贈られた時に始まる。まもなく彼はバスルームで現像まで行うようになる。そのころ撮影対象として好んだのは靴と風景だった。
13歳の時、家族とともにロンドンに渡り、オーランド・パーク・スクールに入学し、ここで写真部に入る。1年にしてリチフィールド卿の写真コンテストで10賞のうち7賞を授賞。やがて地方コンペでもいくつもの賞を獲得し、彼の情熱のすべては写真へと注がれていく。その後、美術の勉強を経て、ロンドン印刷大学で写真術を学ぶ。3年間で写真術の学位を獲るにいたる。
写真家としてのステファノのキャリアは、大学卒業と同時に始まる。オブザーバー誌へのポートレートの掲載が最初の仕事となった。やがて彼の興味は、子供を撮ることへ移っていく。
26才の時、もっとも権威のある子供のファッション誌ヴォーグ・バンビニの仕事を受けて以来、数々の出版物をはじめ、一流のクライアントのアドバタイジングの写真を撮り続けている。最近では、アップリカをはじめ、バーバリーやギャップ・キッズなどのキャンペーン写真を手掛ける。1999年にはミレニアムの祝いとしてUK各地から、すべての階級の子供達を1000人集めて、一人ひとりの写真を撮影。ロンドンの子供のミュージアムで発表、また写真集も出版し話題となった。

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